家計簿の使い方
固定費と変動費の違いとは?
「毎月あるけれど、金額は変わる光熱費」はどちらに入れればよいのでしょう。支払いが繰り返すかどうかと、金額が一定かどうかを別に見ると、固定費を登録するときの迷いも減らせます。
毎月の支払いを一覧にしたい方。ここでの固定費・変動費は家計の整理のための区分で、税務上の判定や契約の分類ではありません。
繰り返しと金額の変化を、別々に見る
この記事では、家賃や通信のように定期的な請求を予定できるものを固定費として整理します。一方、食材、外食、交通など、その都度の行動で金額が変わる支出を変動費として見ます。この呼び分けだけで、削れる費用かどうかが決まるわけではありません。
水道光熱費は毎月の請求として一覧にしたい一方で、金額は季節や使用量によって変わります。「固定費だから必ず同じ金額」とは考えず、予約用の金額と請求の実額を照合する習慣を組み合わせましょう。
カテゴリと固定費の役割は違う
カテゴリは支出の目的を表し、固定費は繰り返す項目の管理に使います。同じ通信費カテゴリでも、毎月の契約と一度だけの買い物があり得ます。カテゴリを「固定費」という一つの名前へまとめる必要はありません。
KAKELIRAでは、固定費のテンプレートに名前・金額・支出カテゴリ・支払日・開始月などを持たせます。テンプレートは予定の一覧であり、その時点で支出合計が増えるものではありません。
KAKELIRAで登録から支出記録へ進む
記録日は対象月の支払日です。31日がない月は月末になります。実際の支出日に直す場合は同月内で編集できますが、支払月をまたぐ変更はできません。月が違った場合は関連支出を削除し、対象月を選び直して記録します。銀行への支払い操作とは別です。
- 「予算」から「固定費」を開き、請求を確認して名前と金額、カテゴリ、毎月の支払日を入力する。
- 開始月を確認し、有効な状態で保存する。終了月が必要なら設定する。
- 表示する月を選び、実際の支払いを確認して「支出として記録」を使う。確認画面でも月と金額を確かめる。
- 履歴にできた支出を確認する。同じ請求を通常フォームにも追加して重ねない。
「新しい機能を使う前に」が表示された場合は、先に「バックアップを保存」でJSONを取り出し、ファイルの存在を確認します。他のカケリラのタブを閉じ、「バックアップを確認して更新へ」から内容を読み、「更新する」で確認してください。更新が完了してから、この手順へ進みます。元の記録を消して始め直す必要はありません。
請求額が変わった月は、実額を確かめる
架空の通信費テンプレートが3,000円、今月の請求が3,200円だった場合です。独立した練習環境で、名前「通信」、カテゴリ「通信費」、支払日10日、開始月2026年10月、有効で登録し、2026年10月を選んで「表示」を押します。まだ同じ請求を記録していないことを確認してから、次の順に進みます。
| 操作 | 支出の状態 | 確認すること |
|---|---|---|
| 「固定費を追加する」で3,000円のテンプレートを保存 | まだ支出は増えない | 未払い予約3,000円 |
| 「支出として記録」→確認画面で「支出として記録する」 | 10月10日の支出3,000円が1件 | この固定費の10月分は記録済み |
| 「支出を確認・編集」で金額を3,200円にし「保存する」 | 支出3,200円、支払記録も3,200円 | 件数は1件のまま、同じ10月内の日付 |
この例の操作を続けたとき、支出の増加は最後に3,200円です。未払い予約へ3,000円を重ねて加えません。別の月へ日付を変えるとエラーになるため、月を間違えた場合は関連支出を履歴で削除し、対象月を選び直して記録します。
テンプレートを3,200円へ変更するのは、今後の予約にもその金額を使いたいときです。今回だけの差額を過去すべてに適用する操作ではありません。
未払い予約と支出を二重に数えない
架空の説明用帳簿で、家賃50,000円、通信3,000円、食費18,000円、交通4,000円を考えます。家賃と通信を記録済みにした後の支出は75,000円です。予算90,000円なら、残りは15,000円になります。
¥50,000 + ¥3,000 = ¥53,000
¥53,000 + ¥18,000 + ¥4,000 = ¥75,000
¥90,000 − ¥75,000 = ¥15,000
支払前なら固定費53,000円は未払い予約として毎日の目安の計算に使い、支払後は実際の支出へ移ります。同じ53,000円を、支出と未払いの両方から差し引かないことがポイントです。
テンプレートの変更と過去の修正を分ける
次回から通信費が変わるなら、テンプレートを編集します。過去に記録した支出を、将来の値上がりに合わせて書き換える必要はありません。KAKELIRAも、テンプレート編集で過去の支出を自動変更しません。
過去の請求額を入力し間違えた場合は、履歴の関連支出を編集します。その金額とカテゴリの修正は支払記録にも反映されます。削除すれば関連も外れ、有効なテンプレートなら再び未払い予約になります。
停止したときの数字も確認する
使わなくなった固定費は停止できます。過去の支払履歴を削除する操作ではありませんが、未払い予約の対象からは外れます。停止を「過去の未払いを支払った」という意味で使わないようにしてください。
実際の解約や請求停止は相手先との手続きです。アプリ内で停止しても契約は解約されません。請求書と記録の状態を分けて確認し、帳簿の操作だけで現実の支払いが変わったと考えないことが大切です。
入力して確かめる公開ツール
この記事の考え方を、自分で入力した金額で計算できます。普段の帳簿は読み取りません。
固定費見直し計算ツール明細を使って確認する
一人暮らしの1か月家計簿自分の記録で、ひとつずつ。
この記事を読むだけで、帳簿に記録が追加されることはありません。